柏インターナショナルオフィス(柏IO) International Center Kashiwa Office, Division of International Affairs, The University of Tokyo

Tips for technical writing

IEDP環境デザイン統合教育プログラム 東京大学新領域創成科学研究科環境学系~国際キャンパス化構想

5つのデザインスタジオ

建築デザインスタジオ 都市環境デザイン
自然環境デザイン 農村環境デザイン
人間環境デザイン  
建築デザインスタジオ
単位数
担当教員 大野秀敏、神田順、佐久間哲哉、清家剛、日高仁
非常勤講師 中村勉(ものつくり大学教授、㈱中村勉総合計画事務所主催)、八木敦司(建築家、八木敦司建築設計事務所主催)
主題と目標 建築スケールの環境を主な対象として、現代社会の要請に応えるべく、物的、社会的、文化的に介入しサステーナブルな居住環境を構想し、実現の方策とデザインを提案する。
内容 06年度スタジオテーマ:SURVIVAL SHELTER 開発プロジェクト
  • シェルターの内部の気候を少ないエネルギーで快適に創り出す方法を研究し、模型で試作する。
  • 開発の目標設定、使用設定、設計、技術開発、製作、自己評価までを参加者自らの手で行い、開発のプロセスを創造的に体験する
  • ものづくりを特に意識した設計の経験をする。
このスタジオには課題書はない。唯一設定されるのは設計対象だけである。SURVIVAL SHELTERの使い方とそれに対応した仕様(規模、重量、材料等)は全てスタジオの中で参加者が決定していく。このスタジオでは教師が優位に立つのは設計対象を設定するまでであり、後は学生と同じ立場でスタジオに参加し討論し、アイディアを出す。進め方は、毎週1回プロジェクト会議を開催し、SURVIVAL SHELTERの需要の予測、仕様の決定、技術的問題の抽出、技術的提案の発表と評価、問題点の指摘と進める。最期にデザイン提案を行う。
参加者に
要求される
資質
ものづくりに関心と実務的経験がある(建築に限らず機械や装置等の開発の経験も含む)人
人の生活環境に学術的関心のある人
災害救助、被災者支援、国際的な人道支援等の社会プログラムに関心のある人
プロジェクトチームの組織化、運営に関心のある人
教科書 都度紹介する
都市環境デザイン
単位数
担当教員 北沢猛、清家剛、清水亮、日高仁
趣旨 都市の諸問題を把握し「空間計画」を立案するが、これは空間の目標像を具体的に示す設計を基本にしているが、社会的なシステムや制度、物的な空間の構築や再生、自治体や市民組織による運営にいたるまでの幅広い領域が組み込まれる。新しい社会像や目標を構築する洞察力、問題の背景を明確にする分析力、そして構想計画や実現方策についての理念と技術の習得を目指す。
内容 第一段階では都市域をひとつ取り上げ、社会経済そして市民生活の分析と、現地において環境や空間の調査を行う。これらを元に将来に予測されるシナリオを作成し、それに関する諸問題や効果を検証する。社会、経済、歴史や文化を含めて多角的な評価を行う方法について徹底した議論を行う。

第二段階では、対象地域の構想を立案する。また空間の計画とデザインに展開する。構想計画を練るためのエリアは広域あるいは都市域、そして生活圏域など侠域と重層的なものになるであろう。

第三段階では、空間に関わる政策や制度のデザイン、そして特に公共の空間デザインを行う。ここでは政策やデザインが持つべき理念や効果について見当が加えられる。最後に分析と構想計画そしてデザインをまとめ、わかりやすく説明・説得する方法を学ぶ。
教材・講師 課題対象地域はつくばエクスプレス沿線を中心とした東京の郊外田園地域を想定する。郊外地域は今後大きな変動が予測されている。幅広い情報を整理蓄積し、また、自由に加工できるデータベースの構築も併せて進めそれを教材とする。このスタジオでは、問題解決型の能力だけでなく革新的な発想や豊かな構築の力、先駆的なデザイン力を養うことを主眼とし、多様な専門家に非常勤講師を依頼している。若手の研究者や実務家が個別指導も行う。また自治体の政策・制度の関係者、あるいは他分野の専門家の参加も期待する。
自然環境デザイン
単位数
担当教員 斉藤馨、大澤雅彦、梶幹男、大森博雄、春山成子、福田健二、
須貝俊彦
主題と目標 自然環境の資質を踏まえて持続的で望ましい自然環境の保全・活用を立案し、具体的な自然環境計画から空間設計までの基礎的な計画・設計手法を習得することを目標とする。造園設計、森林計画を横断的に統合し、必要に応じて適切な自然環境解析評価(植生・地形・地質・水質・景観・レクリエーション資源など)を加えた、新たな空間計画・設計の基礎的手法や技法を習得する。
内容 演習サイトは東京大学秩父演習林とし、森林環境や地元自治体、地域住民、来訪者を含めた一般の人々の保全、利用活動を含めた計画・設計を行う。
  • 現地調査を含む対象地の自然環境把握を行い、最終的に各自の専門的アプローチによる計画提案やデザイン作品製作を行う。
  • 演習林内に10年ほどかけて苑地整備を行う。毎年の受講者が協働で設計演習・施工を行う。協働作業は10年間に渡り持続的に継承しながら進める。
教材 都度紹介する。

農村環境デザイン

単位数
担当教員 山路永司 他
主題と目標 農村空間の資質を踏まえて持続的で望ましい農村空間の保全・整備・改善計画を立案し、具体的な農村空間を対象として基礎的な計画・設計手法を習得することを目標とする。農村計画、農村土地利用計画、農業生産基盤計画、農村環境整備計画を横断的に統合し、必要に応じて適切な解析評価を加えた、新たな空間計画・設計の基礎的手法や技法を習得する。
内容 本演習は、主たるスタディサイトを具体的な農村地域とし、同地域の概要を学習した上で同地域の振興計画、整備計画を立案する。計画作成にあたっては地元自治体や地域住民、来訪者を含めた一般の人々の意見を調査士、それぞれの立場の人々の保全・利用活動を含めた計画・設計とする。
  • 第一回 スタディサイトの概要:鴨川市の概要、町振興計画、都市計画、農業振興計画
  • 第二回 農村土地利用計画:土地利用に関する法制度等
  • 第三回 産業の実態と分析:一次、二次、三次産業
  • 第四回 農村空間計画案:ブレインストーミング
  • 第五回 現地見学:土曜日終日 (3コマ分とカウント)
  • 第六~八回 農村空間計画案の作成(3回):グループワーク
  • 第九~十回 農村空間計画案の討議:プレゼンテーション、ディスカッション(鴨川市よりゲスト招聘)
教材 「改訂 農村計画学」他
人間環境デザイン
単位数
担当教員 岩田修一、岡本孝司、染矢聡、鎗目雅
主題と目標 それぞれの人間にとっての豊かな環境をデザインするための基礎を理解し、デザイン提案、プロトタイプ開発、範例構築、相互理解を試みる。
内容 デザインは人々の知と心の具体化のプロセスである。人間環境デザインスタジオでは人々の知と心を俯瞰し、人間・人工物・自然が調和した環境の構築を身近な人工物群のリデザイン、リエンジニアリングから開始する。そのためには、
  • 形、色、素材、光と陰翳
  • 産業、エネルギー、経済、環境科学
  • 生命、物理、化学、特性、機能
  • 心、社会、価値、文化、哲学、論理
デザインの背後にサイエンスが欠落すれば、普遍性を喪失し、地球全体に普及することもなければ歴史の重みにも耐えられない。デザインに心がなければ人々に受容されず地域に固有の文化も形成されない。家具、おもちゃ、家、車、船、飛行機、発電所、ランドスケープ、地球等々、それぞれ対象は違っても基本となる科学と心は同じだと考えている。

それぞれの受講者が最も熱中したい事象をデザイン対象として選び、最後に「私だけのデザイン」を相互に比較し、批判し、評価することで「私たちのデザイン」を考えることのできるホモ・ファーベルとしての人間の存在意義を一緒に考えてみることにする。
教材 事例ごとにその都度、紹介する。
関連する講義 「工物工学原論」岩田修一、岡本孝司、今井澄子

受講要件

自然環境学専攻、環境システム学専攻、人間環境学専攻、社会文化環境学専攻、国際協力学専攻及び海洋技術環境学専攻の修士課程及び博士後期課程の学生が履修する場合、所属する専攻の修了単位とすることができる。

修了証書

環境デザイン統合教育プログラム科目の中から6単位以上履修した者には、環境デザイン統合教育プログラム修了証が研究科長から授与されます。

各スタジオの詳細についての問い合わせ先

建築:大野秀敏 (ohno@k.u-tokyo.ac.jp
都市:北沢猛  (kitazawa@k.u-tokyo.ac.jp
自然:斉藤馨  (kaoru@nenv.k.u-tokyo.ac.jp
農村:山路永司 (yamaji@k.u-tokyo.ac.jp
人間:岩田修一 (iwata@k.u-tokyo.ac.jp
一般事項:日高仁 (j@slowmedia.net

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